いよいよ出発日。
深夜0時過ぎの便で出発して、ヘルシンキには早朝着く予定。
機内では、FinnairのCAさんの制服が可愛すぎて北欧への期待感マックスです。マリメッコの紙コップとかペーパーナプキンも盛り上げてくれます。
旅行本でチェックしてたFazer(=ファッツェル。読めない。)のチョコレートも配られた!味見完了、ラッキー。
ヘルシンキ空港に到着し、Finnair city busにて中央駅へ
中央駅の売店のイートインで朝食。ライ麦パンの蟹マヨサンドイッチ。結構冷たいけどおいしい。
温める?って聞かれなかったし、他のお客さんも温めてなかったけど、寒い国なのに温めないの?
2種類あって、ヘルシンキ市内だけならcity、郊外も行くならregion。regionではエリアがABCDと分類されていて、エリアと日数に応じた料金設定です。正直、旅行初日にそこまで考えられないっていうか、ややこしいから毎日その都度買いたいよって思っちゃう派ですが、最初にまとめて買う方がお得のようなのでここで怠けるわけにもいかず。
調べた結果、我々が行きたいEspoo(ヌークシオ国立公園がある)はCエリアなので、regionのzone ABCの3日券24ユーロを駅の自販機で購入。
ちなみに空港もCエリア。そう、ここまで来てやっと気づいたんですが空港で買ってたらさっきのバス代支払わなくてよかった。いきなりダサいミス🤦♀️
こういうのって絶対事前に調べといた方が安心で楽なのに、ただ怠けて出発まで調べなくて、機内で旅行本でチェックすれば良いんだしって言いながら実際は機内食たべて映画みて爆睡して、着陸まであと1時間になってようやく旅行本開いて大して詳しい情報乗ってないことが分かって諦める、っていつもこのパターンです。学習能力なし!
気を取り直して、中央駅から地下鉄で10分、Koivusaari駅(=コイブザーリ。読めます。)へ。駅から海を眺めつつ徒歩15分、今日から3泊お世話になるホテルHanasaari(=ハナザーリ。)に到着。saari(ザーリ)は島という意味だそうです。
このホテルは駅から結構歩くんですけど、小さい島まるごと敷地になっていて四方を海に囲まれてリゾート気分で寛げそうだよ、サウナとプールもあるよって涼子が見つけてきてくれて。日頃仕事で疲れてるから、旅の前半はそういう環境に身を投じたいんだって。さすがキャリアウーマンって感じだ。ツイン3泊で400ユーロ、北欧にしてはお手頃。
とりあえず荷物預かってもらおうってことで行ったんだけど、運よく準備OKの部屋が1つあって午前9時にチェックインさせて頂いちゃった。あ、あああ、ありがとうございまする~。早速サウナとプールにドボンして、部屋戻ってシャワー浴びて準備完了。さっぱりして初日スタートできるなんて最高だよ。
外出前に、はりきって自転車借りて島を一回りしたんですけど所要5分。笑
途中リス発見しました
そんなこんなで地下鉄で中央駅に戻って、トラムでアアルト建築見学へ。
私これを一番楽しみにしてました。事前にネット予約しました。出発1週間くらい前に要予約だって知ったとき「もう売り切れてたらどうしよう」って背筋ひゅーってなりました。全然大丈夫だったけど。
トラムは路線がいくつもあって私にはお手上げなんですが、神涼子が地下鉄内の広告で神アプリHSL appを発見し、ダウンロードしてナビまで担当してくれたから余裕でした。
https://www.hsl.fi/en
例えば、これはPC画面ですが、中央駅から徒歩5分先にある、51番の停留所からトラム4番線に乗って、11コ目の停留所で降りると徒歩5分でStudio Aaltoに着くというルートです。
停留所名の右に「platform51」とあるのはホームの番号。同じ停留所でも北方面行きは51番、南方面行きは○番と、各々数字がふられているので、逆方面に乗るというミスが起きにくいです。
アプリだと位置情報でナビもしてくれます。
Aalto House、Studio Aalto はめちゃくちゃ楽しかった。開放的な窓、光と影のバランスなどワッと目に入る建物の魅力もさることながら、ドアノブの細工、天井のわずかな傾斜、小っちゃい廊下など、細部まで目が離せない感じでした。広い空間バーンみたいなのじゃなくて、こじんまりとした中で小さく細かいところに意匠を凝らしている感じが日本人の感性に訴えるのでしょうか?なんつって。ああ、家具もずっと見ていられるよ…。
涼子もアアルトの家具は好きなんですが、こんな風に実際の家や職場としての建物をまるごと隅々まで鑑賞できるとは思っていなかったみたいでかなり喜んでいたというか、事前に教えてくれたら少し勉強して来たのにぃーと言われてしまった。事前の勉強って何だろ?
ちなみにガイドは英語なので、いくら北欧の方の英語が聞きやすいと言っても内容全部は分かってないです。参加者の構成によって日本語ガイドの時もあるみたいなので、準備が良い人はそこに入れるのかもしれない。ごめんね涼子、使えない友人で…。
いつのまにか午後4時くらいになって、お腹が減って力が出ませんので、最寄りのスーパーでパンを買いました。水も何もかも高い街で、スーパーのパンだけは異常に安い。ドーナツ、シナモンロール、あわびみたいな形のパンを買いました。
戻りのトラムに乗って、トーロ湾沿いの良い感じの芝生がある公園Scandic Parkの近くで降りて、公園をちょっと散歩して良い感じのベンチでパンをかじりました。あわびパンは固い生地に囲まれた中に味のない米が入っていて「え!まずっ」て気づいたら声に出ていたほどです(味のない米が入っているというつもりで食べるとそんなに不味くないことが後日判明)。
ところで、中央駅周辺でも、この公園でも、若者が颯爽と電動キックボードを乗り回しております。ひらけた駐車場がありましたので、我々も練習してみました!
VOI(赤)、TIER(緑)、LIME(明るい緑)の3社あります。基地は無くて、道端に適当に止まってるのを拾って乗って、利用後はエリア内ならどこでも乗り捨て可能っていうのがスーパー便利です。歩くには遠いけどタクシー乗るほどでもない、みたいな時が出番です!
支払いはアプリで利用時間分の料金をカード決済します。楽しすぎて調子乗ってたら結構高額いきます。アプリ登録時に、携帯のショートメールで認証番号を受け取って入力する必要があります。
人通りが多い場所では危ないので使わないことと、万一怪我した・させた場合の事(加入中の保険の内容確認も含めて)は考える必要ありますね。結構スピード出るんで。
ムーミンショップでエコバッグ2つ購入。旅行中の買い物って難しい。後で欲しくなってもまた立ち寄れるか分からないし、でも別の店でもっと可愛いのあるかもしれないし。弱気にちょびちょび買い物しちゃいます。
街歩きして分かったことは、ヘルシンキの人ってマジおしゃれ。シンプルなのに洗練されている感じがする。なんで?スタイル良いから?でも他の欧米の国とも何か違う感じがする。
ローカルっぽい量販店の洋服とかもおしゃれで、涼子は配色が絶妙に可愛い赤のマドラスチェックの襟付きシャツ(30ユーロくらい)を買ってた。そしてさっきまで来ていたパーカを脱ぎ捨て着替えた!いいですね〜、初日から飛ばしてます。
物欲が刺激されたところで夕食へ。当日レストラン検索するの面倒だから、旅行前に初日分だけはレストランの予約してました。パチパチ。
Trip advisorの口コミ、おすすめ記事を読んだりして、初日にふさわしいオシャレ系ダイニングPassioを予約。ネット予約だから超簡単です(って、これってもしかして電話予約時代を知ってる世代の人だけが享受できる感動ですか…?)。
3品または5品のコース制ですが、パン食べたばっかなんで3コースに。もっとも5コースの場合はポーションが小さくなるから、5だからめちゃ量多いってわけじゃないとは言われました。
コースが始まると、毎回スタッフのお姉さんが丁寧にお料理の説明をしてくださって、こちらもおすましして聞いてるんですけど、20%くらいしか分かってないです。ごめんなさい。
デザートが豪華に2皿出てくるんですが、緑色のジェラートがめっちゃ美味しくて、でも何の味か分からなくて。キウイでもない、ピスタチオでもない…、しかし旨い。涼子に「店員さんに訊いて。」って言われたんですけど、さっきまで分かったようなフリしてたのがバレちゃうっていう体面と、分かりそうで分からない味の正体を知りたい気持ちがせめぎ合ってモジモジ、最後は前者を優先しました。自分の貧弱な英語力とつまらないプライドがかなしい。
気を取り直してまとめますと、こちらのお店はスタッフの感じが良くて、お料理がキレイなのが良かったです。味はまあまあ、料理によってはちょっとしょっぱいですね。まあ北欧の料理は全体的にしょっぱいです。
食後は中央駅前のスーパーに寄って水とかお菓子を買って(ホテル近くにお店ないので)、ホテルに帰りました。Koivusaari駅についたのが多分午後9時くらいだったけど、夕焼け小焼けの海を眺めながらホテルまで歩きました。この15分をすごい贅沢と思う人にはおすすめできるホテルですね。